Difference between revisions of "Man ModelTrimming/ja"
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− | プロジェクトで顎のメッシュが少なくとも1つ準備できた時に[[Main_Toolbar#Additional_Buttons|メインツールバー]]に表示される{{Inline button| | + | プロジェクトで顎のメッシュが少なくとも1つ準備できた時に[[Main_Toolbar#Additional_Buttons|メインツールバー]]に表示される{{Inline button|ActionOrtoBase.jpg}}ボタンをクリックして、このツールを起動します。 |
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− | * '''1つのビュー''' : Cut Margins(マージンのカット) | + | * '''1つのビュー''' : Cut Margins(マージンのカット)ステップ中、一度に1つの顎のみを表示します。 |
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− | # '''Move Jaws'''(顎の移動): | + | # '''Move Jaws'''(顎の移動): 顎の位置を、参照平面(咬合平面、対称平面)に対して調節します。 |
− | # '''Cut Margins'''(マージンのカット): | + | # '''Cut Margins'''(マージンのカット): メッシュにマージンラインを描写し、トリミングされたベースで置き換えられるすべての情報をカットして取り除きます。 |
− | # '''Adjust Bases'''(ベースの調節): トリミングされたベースの形状/ | + | # '''Adjust Bases'''(ベースの調節): トリミングされたベースの形状/位置を変更し、顎に適合させます。 |
− | # '''Finalize'''(ファイナライズ): | + | # '''Finalize'''(ファイナライズ): カットした顎とトリミングされたベースをマージして、最終的なメッシュを生成します。 |
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スキャナーで取得された顎メッシュの位置は、それぞれ異なります。このツールでは、コマンドを使うことによって、メッシュの位置を調節することができます。 | スキャナーで取得された顎メッシュの位置は、それぞれ異なります。このツールでは、コマンドを使うことによって、メッシュの位置を調節することができます。 | ||
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スキャナーから取得された顎のメッシュには、不必要な情報が残っている部分があることがあります。新しくトリミングされたベースとデータをマージする前に、このような不必要な部分は取り除く必要があります。 | スキャナーから取得された顎のメッシュには、不必要な情報が残っている部分があることがあります。新しくトリミングされたベースとデータをマージする前に、このような不必要な部分は取り除く必要があります。 | ||
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− | # | + | # メッシュ表面に''左マウスボタン''で1回クリックすると、点が付き、マージン定義が始まります |
− | # | + | # さらに''左マウスボタン''をクリックすることで、マージンに点を追加し、前の点と接続されます |
− | # | + | # 最初の点を''左マウスボタン''でクリックして、マージンを閉じます |
− | # | + | # マージンを閉じた後、以下を行えます: |
− | #* '' | + | #* ''点を左マウスボタンでドラッグ''して、別の場所に移動させることができます |
− | #* '' | + | #* ''2つの点の間をクリック''して、中間に別の点を追加することができます |
− | #* '' | + | #* ''ESCキーを押して''、マージンを削除して、最初からやり直すことができます |
− | + | マージンが定義されたら、'''Cut'''(カット)ボタンをクリックすることで、マージン下のメッシュ部分をすべて削除します。 | |
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− | == | + | ===●Adjust Bases(ベースの調節)=== |
− | + | ベースに関する4つのパラメータを変更することができます。パラメータを変更すると、3Dビューでは約2秒以内に更新されます。 | |
− | * '''Width''' | + | * '''Width'''(幅):ベースの最大幅 |
− | * '''Length''' | + | * '''Length'''(長さ):ベースの最大長 |
− | * '''Height''' | + | * '''Height'''(高さ):ベースの高さ |
− | * '''Distance''' | + | * '''Distance'''(距離):咬合平面に対称となる、2つのベース間の距離 |
− | + | カットした後、顎のメッシュはベースに完全に適合していなければなりません。ベースが小さすぎる場合、警告メッセージがパラメータの下に表示されます。 | |
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− | == | + | ===●Finalize(ファイナライズ)=== |
− | + | 最後のページには、'''Finalize'''ボタンのみが表示されています。クリックすると、ソフトウェアはすべてのデータを用いて、新しい、クローズされたメッシュを算出します。この処理には最大2分かかります。 | |
− | + | 結果が満足できるものでなければ、前のステップに戻って、パラメータや位置を変更し、再度Finalizeステップに戻ってメッシュを算出することもできます。 | |
− | + | ファイナライズしたメッシュが満足できるものであれば、'''Ok'''をクリックしてベースのトリミングを確定し、新しいメッシュを保存します。 | |
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{{Navigation|Man_DataExport|Wiz_Introduction}} | {{Navigation|Man_DataExport|Wiz_Introduction}} |
Latest revision as of 12:04, 21 June 2016
Contents
10、模型のトリミング
模型トリミングツールは、歯科矯正および印象追加モジュールの一部です。スキャナで取得された1つまたは2つのアライメントされた顎のデータを基に、トリミングされたベースを使って顎のメッシュをクローズします。
プロジェクトで顎のメッシュが少なくとも1つ準備できた時にメインツールバーに表示されるボタンをクリックして、このツールを起動します。
〇インターフェース
模型トリミングツールのインタフェースは、ソフトウェアのその他の部分とは異なります。右上には、プロセスの各ステップに対応する、4つのタブがあります。画面の残り部分は、1つまたは3つの3Dビューとなります。
- 1つのビュー : Cut Margins(マージンのカット)ステップ中、一度に1つの顎のみを表示します。
- 3つのビュー : その他のステップ中、すべての情報が表示されるので、同時に3つの異なる視点から見ることができます。
〇ステップ
この処理は4つのステップで行われます。
- Move Jaws(顎の移動): 顎の位置を、参照平面(咬合平面、対称平面)に対して調節します。
- Cut Margins(マージンのカット): メッシュにマージンラインを描写し、トリミングされたベースで置き換えられるすべての情報をカットして取り除きます。
- Adjust Bases(ベースの調節): トリミングされたベースの形状/位置を変更し、顎に適合させます。
- Finalize(ファイナライズ): カットした顎とトリミングされたベースをマージして、最終的なメッシュを生成します。
●Move Jaws(顎の移動)
スキャナーで取得された顎メッシュの位置は、それぞれ異なります。このツールでは、コマンドを使うことによって、メッシュの位置を調節することができます。
それぞれの移動に対して、4つのボタン(-10, -, +, +10)があり、これでオブジェクトを移動させます。
すべての移動(回転および移動)は、軸上で定義されます。軸は3Dビューの左下で確認することができます。
追加のオプション、Show Bases(ベースの表示)では、トリミングされたベース位置のプレビューを確認することができます。
●Cut Margins(マージンのカット)
スキャナーから取得された顎のメッシュには、不必要な情報が残っている部分があることがあります。新しくトリミングされたベースとデータをマージする前に、このような不必要な部分は取り除く必要があります。
これを行うために提供される、インタラクティブなツールを使ってメッシュ表面に線を引くことができます:
- メッシュ表面に左マウスボタンで1回クリックすると、点が付き、マージン定義が始まります
- さらに左マウスボタンをクリックすることで、マージンに点を追加し、前の点と接続されます
- 最初の点を左マウスボタンでクリックして、マージンを閉じます
- マージンを閉じた後、以下を行えます:
- 点を左マウスボタンでドラッグして、別の場所に移動させることができます
- 2つの点の間をクリックして、中間に別の点を追加することができます
- ESCキーを押して、マージンを削除して、最初からやり直すことができます
マージンが定義されたら、Cut(カット)ボタンをクリックすることで、マージン下のメッシュ部分をすべて削除します。
●Adjust Bases(ベースの調節)
ベースに関する4つのパラメータを変更することができます。パラメータを変更すると、3Dビューでは約2秒以内に更新されます。
- Width(幅):ベースの最大幅
- Length(長さ):ベースの最大長
- Height(高さ):ベースの高さ
- Distance(距離):咬合平面に対称となる、2つのベース間の距離
カットした後、顎のメッシュはベースに完全に適合していなければなりません。ベースが小さすぎる場合、警告メッセージがパラメータの下に表示されます。
●Finalize(ファイナライズ)
最後のページには、Finalizeボタンのみが表示されています。クリックすると、ソフトウェアはすべてのデータを用いて、新しい、クローズされたメッシュを算出します。この処理には最大2分かかります。
結果が満足できるものでなければ、前のステップに戻って、パラメータや位置を変更し、再度Finalizeステップに戻ってメッシュを算出することもできます。
ファイナライズしたメッシュが満足できるものであれば、Okをクリックしてベースのトリミングを確定し、新しいメッシュを保存します。